流行に左右されない、タフなダウンジャケット「CRESENT DOWNWORKS」
- 2019.10.29
- BLOG
当店で現在取り扱っているダウンジャケットは大きく分けて3つ。
DESCENTの水沢ダウン、SIERRA DESIGNSのINYO JACKET、そしてCRESENT DOWNWORKSです。
本日はCRESENT DOWNWORKSについてご紹介致します。
まずはブランドについて簡単なご説明。
CRESENT DOWNWORKSは1947年にアウトドアの聖地、アメリカ シアトルにて創業。
創業者のアン・マイケルソンはエディ バウアー社にて、ダウンジャケットの生産に携わっていました。
その経験を活かし、今も尚アメリカ生産にこだわり続けている数少ないダウンメーカーです。
エディバウアーと言えば皆さんご存じ、米国を代表する老舗アウトドアブランド。
アメリカで初めてダウンジャケットを造ったブランドとしても知られていますね。
当店で取り扱っているのは2型。
まずはこちら
お気付きの方もいらっしゃるかと。
そう、こちらはエディバウアーの「スカイライナー」を元にしています。
このキルト状のデザイン(メロンパンっぽく見えなくもない)にはちゃんとに意味があってのこと。
タダのデザインではありません。
実はこれ、ダウンが偏ること無くいきわたるように、シームで区切っているのです!
なるほど~、と。
今でこそ当たり前になってはいますが、これ最初に考えた人って凄いと思うんですよね(笑)
先程ご紹介した、エディバウアーが開発したアメリカ第一号のダウンがこれだったんです。
ちなみにですが、アメリカ特許番号は119122号だそうですよ。(本当にちなみにです)
そしてもう一つがこちら
CRESCENT DOWN WORKS(クレセントダウンワークス) BOMBER JACKET(ボマージャケット/ボンバージャケット) 60/40クロス・ストリークフリー
BOMBERジャケット(米軍のフライトジャケット)のアイテム名が付いていますが、こちらもエディバウアーのアイテムを元にしています。
「オールパーパス」というものですね。
スカイライナーとはまた印象が変わってみえるかと。
素材はコットン60%、ナイロン40%。
いわゆる「60/40クロス(ロクヨンクロス)」ってやつです。
SIERRA DESIGNSが開発した元祖アウトドアファブリックですね。
この生地のポイントは、ナイロンの防水性とコットンの湿度が上がると膨張する特性の両方を活かしているところ。
雨が降り、湿度が上がるとコットンの膨張で目がつまり、水の侵入を防ぐ。
湿度が下がると目が緩み、通気性が生まれるという仕組みになっているのです。
当時は完全防水のレインコートしかなかったので、晴れの日でも着れるレインウェアというのが画期的でした。
とはいえ今現在は、高機能な素材がどしどし開発されている状況。
それでも尚、なぜ60/40クロスが選ばれるのかと言いますと、やっぱり見た目の雰囲気なんですよね~。
この完璧過ぎない、ナチュラルで粗野な顔つき。
デニムとかチノパンとかに合わせたとき、やっぱりこの生地感がしっくり来るんですよね。
着込んでも劣化していくのではなく、味わい深さに変化していくのも大きなポイントです。
あとは生地の強度。
摩擦なんかに凄く強いですし、かなりタフな生地です。
ダウンジャケットの生地感っていまいち心許ないモノが多い気がしますが、こちらはそんな心配必要無し。
ガシガシ着てもきっと耐えてくれるであろう、という信頼感が生地から滲み出ています。
こいつは中々頼もしい生地ですよ(笑)
着丈は短めの作り。
168㎝60㎏がMサイズを着てこんな感じ。
アームホールなんかはスッキリとしているので、着てみると見た目よりシュッとして見えるかと。
細身のパンツなんかと合わせていただいても全然いけるサイズ感です。
オールパーパスも
同じくMサイズです。
クラシカルなダウンジャケットならではの逞しさ、安心感と言いますか。
世間の流行りになど左右されることなく、気の済むまでとっことん着込んでいただける、そんなダウンジャケットです。
一つ奮発してダウンジャケットを!という方には、個人的にはこれをおススメしたいなあ、と。
まあ決して安いお値段ではございませんし、まずは店頭で実物を着てみて、あれこれと悩んでいただければと思います。
是非、お待ちしております。
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