[知れば知るほど面白い、CHAMPION復刻ライン] / TRUE TO ARCHIVES
- 2020.03.14
- BLOG
服が好きな方も、そうでない方も、
誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうかこのマーク
1919年創業の「CHAMPION」
昨年で記念すべき100周年でした!!!
おめでとうございます!
100周年を機に新たな復刻ライン「TRUE TO ARCHIVES」が誕生、
当店にも全部で4型、復刻アイテムが入荷致しましたのでご紹介。
1
アメカジの定番、フットボールT
「YALE」「UCLA」「DARTMOUTH」「CORNELL」、アメリカの名門大学のプリント入りです。
ここらの大学のカレッジ物は、古着市場でもかなり人気があるのではないでしょうか。
70年代当時のアイテムを再現。
タグはブルーバータグ
丸胴仕様です。
168cm 60kg M size
七分袖ですが、ライトオンスなので夏場でもがっつり着ていただけます◎
続いてスウェット類
2
「REVERSE WEAVEの特許を初めて取得した1938年、
当時の最初期モデルのREVERSE WEAVE復刻版。」
これだけでも中々パンチがありますが、ディテールを詳しく見ていくとさらに面白い
セットインでもラグランでもない、肩に一切縫い目のない「シームレスショルダー」
ということはです、このスウェットを構成しているパーツが1枚のみということなんです。
アームホールもボディも全部一緒、一枚の布オンリーです。
というのも、元々スポーツウェアだったので、ガシガシ着ても壊れない耐久性が求められる。
スウェットの中で一番弱い部分はやっぱり縫い目なので、そこを無くせば無くすほど耐久性もあがる、
といったちゃんとした意味があり、このような造りになっているんですね。
深い……….
そして前後にガセットの付いた「両V」
ここも実は大事なポイント。
現在のREVERESE WEAVE、というかこの最初期モデル以外のREVERSE WEAVEにはガセットは付いていません。
最初期モデルならではの特別なディテールですね◎
リブもしっかり長めです
裏起毛
そしてこちら。
60年代頃まででしょうか、使用されていたタグ。
ランナーズタグ、通称「ランタグ」ってやつですね。
さらに細かくいえばランタグの中でも初期の「デカランタグ」
もう激レア中の激レアでして、このタグのスウェットをヴィンテージで買おうと思ったら、
まぁ~10万円は下らないかと……….
もはやスウェットの域を超えてますね(笑)
そしてこのタグ、個人的に好きな所がありまして、
サイズ表記の下の文章にご注目。
「SET COLORS IN SALT WATER WASH SEPARATELY AND CAREFULLY」
”色落ちを防ぐ為、塩水で、個別で丁重に洗って下さい”
こちらは実際当時のタグに入っていた文字。
現在のようにちゃんとした洗剤等がまだ無かった時代、
塩を入れて洗濯することで色を維持していたんですね。
時代感を物語っているディテール、面白くないですか?
そしてこんなに細かい箇所までしっかりと再現、最高です……
168cm 60kg M size
3
こちらはREVERSE WEAVEに「EXPANSION GUSSET(エクスパンションガセット)」のディテールを加え、2度目の特許を取得した1952年、当時の復刻版です。
タグにも特許の取得を表す文字入り。
ちなみにこのタグは通称「タタキタグ」の最初期のモノを復刻しています。
こちらが脇身頃に付いた「EXPANSION GUSSET(エクスパンションガセット)」
セットインスリーブ、
やはり肩の上のに縫い目はありません
現在のREVERSE WEAVEと同様、首元のガセットは無し。
最初期モデルと比較すると、格段に現在の形に近づいているのが分かりますね。
というか大体同じです、1箇所を除いて……..
さて、一箇所の違いはどこでしょう。
(左/復刻版 、右/現行のレギュラーモデル)
クローズアップ…….
そう、「目」が無いんです。
チャンピオンのCロゴ(通称「目」)が無いんです。
この「目」が付き始めたのは最近(とはいっても80年代頃ですが)になってからなので、
パッと見で「あ、古いモデルのREVERESE WEAVEだ」ということが分かる人には分かっちゃうんです。
いやぁ~、面白い……..(笑)
4
CHAMPION(チャンピオン) TRUE TO ARCHIVES “RABART”(トゥルートゥアーカイブス “ラバート”) SWEAT SHIRTS(スウェットシャツ) SILVER GREY
最後のこちらはちょっと変わり者。
REVERSEWEAVEの最初の特許を取得した1938年、
実は同年に、陰ながら「RABART」というモデルのスウェットシャツを開発し特許を取得、
リリースしていたのです。
通常のスウェットシャツは大きく分けてパーツが、
右袖、左袖、ボディ、
の3つです。
しかし、こちらの「RABART」は右袖と左袖が一体になっている為、
両袖、ボディ、
の2つのパーツで出来ているのです。
縦の生地と横の生地を組み合わせることで縮みを軽減
そして肩回りに縫い目が無い為、頑丈かつ動きやすいといったメリットが
丸胴です
当時の復刻タグに加え、特許取得を表すタグも
タグをみてお気付きかと思いますが、こちらCHAMPIONのブランドネームが入っていないんです。
詳細は不明なのですが、CHAMPIONの織りネームを付けることなく、
アイテム名「RABART」のネームのみで販売されていたそう。
販売期間も非常に短く、ほぼ存在が認知されていない、
超マニアックな幻のスウェットシャツです。
168cm 60kg M size
一見普通のスウェットシャツも、バックグラウンドを知ると「特別」なスウェットシャツに。
これだから
服は面白いんですよね…….(笑)
自分は先日、1st PATENTモデルのREVERSE WEAVEを購入させていただきました。
早速洗濯(乾燥機無し)してみたところ、身幅の縮みが平置きで約3㎝程、着丈と袖丈は変化無し、
流石REVERSE WEAVEです。
参考までに!
全てのアイテム、店頭、オンラインストアにて販売中です。
是非ご覧ください!!
ではまた!
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