創業から150年以上経ても、名品を次々と世に送り出し、認められ愛され続けてきたデニムの殿堂LEVI'S(リーバイス)の歴史の中で培われた、各年代を代表するヴィンテージモデルを、糸や縫製、パーツまで当時と同様に、忠実に再現した復刻プロダクト、"LEVI'S VINTAGE CLOTHING"が、SEPTISに登場です。
SEPTISでは"Made in U.S.A."の501シリーズから、1933年モデル、1947年モデル、1966年モデルの3点を、505シリーズからは1967年モデルをセレクトしました。すべてリジッドモデルです。
「501XX 1933年モデル」 MADE IN U.S.A(アメリカ製)
シルエットは太めのストレートです。
ボタンフライ・クロッチ(股下)リベット・レザーパッチ・シンチバックストラップ・むき出しリベット・サスペンダーボタン・赤タブ無し・一本針ミシン・重なる部分の無いアーキュエットステッチが特徴です。
501に使われるほぼすべてのディテールが備わったモデルです。
赤タブは1936年から使用開始されたため装備されていません。
ベルトループ・シンチバック・サスペンダーボタンをすべて持ち合わせているこのタイプは、実用性を重視した労働者のためのウェアと、ファッション性を加味した普段着としてのウェアとが混ざり合った時代のアイテムとして貴重な存在です。
「501XX 1947年モデル」 MADE IN U.S.A(アメリカ製)
シルエットはやや細めのストレートになります。
ボタンフライ・赤耳付きウォッチポケット・レザーパッチ・片面Big"E"レッドタブ・コンシールド(隠し)リベット・ダイヤモンドポイント入りアーキュエットステッチが特徴です。
第二次世界大戦後、物資の規制が解かれた市場で復活したモデルです。
アーキュエットステッチが復活し、2本針ミシンを使ったダイヤモンドポイントと呼ばれる重なる部分ができたのはこのモデルからになります。
本革製のレザーパッチは、"S"が外され、ボタンもリーバイスの名前の入った刻印のものに戻り、ウォッチポケットのリベットも返り咲きました。
バックストラップやクロッチリベットは、省略されたままになりました。
他にも隠しリベットや片面のみにビッグEが刺繍されたレッドタブ等を忠実に再現しています。
「501 1966年モデル」 MADE IN U.S.A(アメリカ製)
シルエットはややテーパードの入ったストレートです。
ボタンフライ・501・501XX併記ペーパーパッチ・両面Big"E"レッドタブ・バックポケット バータック処理が特徴です。
1966年のモデルのみペーパーパッチに「501」と「501XX」という2つの品番をプリントしています。
これは、丈夫なデニムを意味する「XX」の省略を決定したものの、このモデルが従来の製品と同じことを示すために、品番を併記したものです。
バックポケットの隠しリベットは廃止され、糸によるバータック(カンヌキ止め)で補強する新仕様となり、それを記載した新しいフラッシャーを採用しました。
この時期の501は新旧の使用が混在する変換期にあたり、コインポケットは三つ巻きチェーンステッチに変りましたが、ベルト上部のシングルステッチがパッチとループの上に乗って、縫い終わりが三角止め、脇合わせはシングルステッチといった現行の501には無い旧仕様もまだ残されています。さらに、縫製糸も綿糸に加えて当時のコアヤーン(ポリエステルの芯糸と表面の綿糸の色が違う糸)を使用し忠実に再現されています。
「505 1967年モデル」 トルコ製
501のジップフロント版として作られたのが505です。
縮みによるジッパー不良を抑えるためにプリシュランク(防縮)デニムを採用した最初のモデルです。
ウエストバンド上端のステッチがパッチ・ベルトループに重ならないチェーンステッチとなり、ステッチ終端の三角止めは廃止、縫製糸もイエロー・オレンジの混在からオレンジ一色に切り替わっており、現在広く知られた505の原型が形作られたモデルとなります。
ちょうど品番の変更を行った時期のため、ディテールやペーパーパッチに新旧の仕様を混在し、時代の変わり目を感じさせています。
フロントジッパーには、タロンジッパーを使用するなど、当時のパーツ・生地・仕様を再現しています。
SEPTIS店舗での販売となります。お問い合わせはお電話・メールで承ります。